10,ん？今何でもって… ページ12
「よォ、A…」
『…何故私の名前を』
緑の人間は天井から降り、私と顔の向きを合わせた。
得体の知れない者に、恐怖を覚えそうになる。
em「ちょっと！ゾムさん！Aさん怖がってますよ！」
zm「…そうか。すまん」
あら？すんなり謝りやがりましたわ。
案外良い人なのかも…？
zm「あー、俺ゾムな」
『Aです。よろしくお願いします』
よろしくはしたくないですけどね。こんなお方。
zm「お前、ココで何してたん？」
『え？…ただ、本を借りてただけですが…』
zm「ほんまに？」
『えぇ』
何をそんなに疑うのよ。
…ｯもしかして、私の正体に気づいた！？
吸血鬼だと言うことを全生徒にばらし、私の事、十字架に磔にしながら口にニンニクでも詰め込むつもりでしょう！！？
コイツならやりかねませんわ！！
em「どうしました…？いきなりキョロキョロして…」
zm「さぁ…？」
まずい…非常にまずいですわ…。
せめて口封じでもしませんと…。
『あの、ゾム様』
zm「様？？」
『私、貴方の願いを一つなんでも叶えてあげますわ。
だから、…お願いしますｯ………！』
相手の目をしっかりと見て自分の言葉を伝える。
命のためなら私、プライドを捨てることだって惜しみませんわ！！
zm「…え？なんでも？？」
『はい！なんでもですわ』
真剣にそう伝える。真剣に伝えた筈なのに、ゾムさん…様は、ケタケタと笑いだした。
zm「お前ｯwwあー？wなるほど？？ww」
zm「分かった！願い事やろ？」
『えぇ』
em「Aさん…願い事をなんでも叶えんのはアカンで…」
zm「お前、昼休みは毎時間生徒会室に来い」
………。
『私、貴方の願いを一つなんでも叶えてあげますわ。
だから、…お願いしますｯ………！』
なにも脅した訳じゃない。ちょっとからかうだけのつもりやったのに、必死に言ってくるんやもんww
そら利用もしてみるわwww
em「普通に引き受けてくれましたけど、大丈夫ですかね？」
『んー？大丈夫やろ』
あの後アイツはすぐさま首を縦に振った。
俺達に近づきたいのか、それともなんも考えてへんアホなんかは分からんけど、あまりのプライドの無さになんか…うん…
em「連絡先…一応交換しましたけど……」
『おん…』
メールのプロフィールは初期設定のまんま。
名前も本名をそのままフルネームで書いとる。
em「なんか、同い年とは思えへんというか…」
『よなぁ…』
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さめろあ(プロフ) - 壊さん» そうなんですね…！同士いて心強いです！！頑張りましょう！ (4月4日 23時) (
レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - 俺も友達とか一切居らんとこに行く事なったから一緒ですね。お互い頑張りましょ (4月4日 21時) (レス) @page21 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
さめろあ(プロフ) - りっかさん» ありがとうございます〜！これからも頑張ります！！ (3月17日 15時) (レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
りっか - え、好きぃ お話更新頑張ってください！めちゃめちゃおもろいです！主様の無理のないように頑張ってください〜！ (3月17日 10時) (レス) @page16 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)
さめろあ(プロフ) - 〜さん» ほわああぁ！！ありがとうございますｯ！！励みになります！！ (3月10日 23時) (レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さめろあ | 作成日時：2024年2月23日 0時
